こんにちは。ものです!
皆さん、adidas(アディダス)のSTAN SMITH(スタンスミス)は好きですか?
adidasのスタンスミスは世界で最も売れたとされている有名なスニーカーです。
ギネス認定もされているんですよ。凄いですよね。
そんなスタンスミスですが、実は種類(品番)がいくつかあるのを知っていましたか?
そして、ABCマートや量販店で扱っているスタンスミスと復刻版としてのオリジナルのスタンスミスは同じ名前だけど作りが異なるのを知っていましたか?
今回はスタンスミスの品番による質の違い、オリジナルをオススメする理由をご紹介します。
アパレル企業勤務。1年間で1万点以上の衣料品を扱う経験を元に知識や経験をブログで発信中。趣味はカメラとサウナ。
スタンスミス(STAN SMITH)とは?
スタンスミスは1970年代にテニスシューズとして発表され、有名なテニスプレーヤーのスタン・スミス氏の名前を採用したのが始まりです。
スタン・スミス氏がテニスプレーヤーとして活躍していた当時、アディダス社がスタンスミス氏に名前の使用許可を取ったのです。
もともとスタンスミスはハイレットという名前のテニスシューズで、本来の正式名称はハイレット・スタンスミスという商品名でした。
これがいつの間にかハイレットが消えて、スタンスミスという名前だけ残り、現在も世界中で愛されるスニーカーとして周知されています。
現行のスタンスミスでもテニスシューズとしての機能性は継承しており、白をベースとしたクリーンな配色でアッパーには通気穴などが施してあり、運動靴としての役割を担っていることが細かなディテールから伺えます。
現在ではテニスシューズとしてではなく、主にタウンユースで愛用されており、老若男女問わず絶大な人気を博しています。
クリーンな見た目とシンプルなデザインでどんなコーディネートにも溶け込むので、スニーカー初心者でも扱いやすい靴であるとも言えます。
私も一番最初に買った白スニーカーはスタンスミスです。
どんな服装にもマッチしてくれるのと、革も柔らかくて履き心地が良かったのでリピートしていました。
ABCマートのM品番は廉価版
単刀直入にいうとABCマートや量販店の7,000円前後で購入できるスタンスミスはスタンスミスの廉価版です。オリジナルのスタンスミスは1万円超えなのに対してリーズナブルな価格帯で手を出しやすいですよね。
ちなみに安いからと言って偽物ではありませんのでご安心を。
ABCマートのスタンスミスもれっきとしたスタンスミスなのですが、手頃な値段で大衆向けに作られているので素材がややチープになっています。
素材
アッパーにはリアルレザーを使用していますが、表面が均一でツルッとした質感になっています。
これが、合皮のようにも見えてしまいやや安っぽい印象を与えてしまいます。
また生地に張りがあるので少し野暮ったく見えてしまいます。
ミニマルでシャープな見た目のスタンスミスの良さが少し損なわれているように感じます。
※2021年以降に販売されたスタンスミスはリサイクル素材を使用している場合があります。
本革のスタンスミスか必ず店員さんに確認してください。
シルエット
スタンスミスがそもそも細身の作りなのでシャープな印象なのは間違いありませんがオリジナルよりも厚みを感じます。
また、シュータンにクッションが施されているため、全体的にふっくらとした印象。
ソールも真っ白なので純白スニーカーが欲しいのであれば廉価版でも良さそうですが、靴が真っ白過ぎるのは足元だけが目立ちすぎる印象を受けます。
全体のバランスを取るのであれば、純白のスニーカーよりもややクリーム色の配色があるオリジナルの方がバランス良くコーディネートすることが可能です。
値段
値段は7,000円前後となっており、廉価版の圧勝です。
靴にお金を掛けたくないし、それなりに見えればいいと思う方であれば廉価版をオススメします。
廉価版も決して質が悪いスニーカーではないですよ!
オリジナルのスタンスミス
復刻版であるオリジナルのスタンスミスは廉価版のものよりやや価格帯が高めの設定になっているスニーカーです。
こちらは復刻版だけあって昔のスタンスミスを忠実に再現しています。
また、ABCマートで売られているスタンスミスよりも質感も高級感があり、シンプルな見た目ながら洗練された雰囲気があります。
素材
アッパーは廉価版とは異なり上質なスムースレザーを使用しており、シボ感があることによりレザー全体が単調な見た目にならず、履いていくほどに革独特の味が出てきます。
廉価版は光沢感が目立っていましたが、オリジナルはマットな質感でチープさを一切感じません。
履けば履くほど格好良いスニーカーに変化していくのがオリジナルの魅力といえます。
※2021年以降に販売されたスタンスミスはリサイクル素材を使用している場合があります。
本革のスタンスミスか必ず店員さんに確認してください。
シルエット
オリジナルは廉価版のスタンスミスと大きく異なる点はソールの色とシュータン部分です。
ソールはクリーム色をしており、どこかヴィンテージ感漂う見た目。
このクリーム色の配色があることによって足元に奥行きがでて、足元にこなれ感をプラスしてくれます。
また廉価版より、足元が悪目立ちせずコーディネートもバランス良く中和してくれます。
シュータンは廉価版にはクッションが施されていますが、オリジナルは一枚皮でクッションは付いていません。
その為、全体的にシャープなシルエットでスラッと見えるのがオリジナルの特徴であり、オススメポイント。
シャープなスニーカーであれば、スーツとの相性も抜群ですし、洋服全体とのバランスも綺麗に纏まります。
値段
大体13,000円前後で購入することが可能です。
廉価版より価格帯はやや高めですが「長く愛用したい」「経年変化も楽しみたい」のであればオリジナル選んだほうが満足できるはずです。
また履けば履くほど味がでるので、お手入れをしつつ、
長く愛用すれば結果的には廉価版よりお得とも言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は廉価版とオリジナルの違いについてご紹介しました。
もし、スタン・スミスの購入で悩んでいるのであれば迷わずオリジナルを選ぶことをオススメします。
お洒落は足元からとよく言いますし、少し高くてもオリジナル版を購入したほうが満足のいく結果になるはずです。
最高まで読んでいただきありがとうございました。
追記(2021/02/03)
2021年からはアディダスはサステナブルの取り組みとして、全モデルにリサイクル素材を使用することを発表しました。
2021年より販売されるスタンスミスは、ヴィーガン設計のスニーカーとなっています。
その為、本皮を利用したスタンスミスは2021年以降は製造されません。
スタンスミスを購入する際は素材を必ず確認するようにしてください。